2007年01月30日

お客さんとの力関係。

今週は月末週であり保証協会までの使いパシリとかで忙しい三流信金マンです。

今回はサクッと『お客さんとの力関係』のお話をします。

私達、金融機関のお客さんは色々な方がいておりまして、ケースに応じて色々な対応をすることがあります。その中でも、融資絡みのことは本当に神経を使うことが多く、対お客さんとの間にも力関係が生じてくるのは当然です。

例えば金利1つにしても0.1%違うだけで、取組金額や返済期間によって総支払利息が大きく変わってくるのですから、お客さんはシビアになられます。また、最近は金利上昇局面であるため、変動か固定かということでも過敏になられる方もいらっしゃいます。

で、前回のテーマ『説明責任』に付随するような話ですが、もしお客さんに変動金利なのにそのことを説明せずに取組した場合、もしくは言ったつもりでもお客さんにちゃんと伝わっていなかった場合などに後から『固定金利ちゃうんかい!』とお叱りを受ける可能性が考えられます。

そんな時にお客さんと普段どのようなお付き合いをしているかで力関係がはっきりわかります。

普段からお客さんからの相談に親身に対応していたり、こちらがお客さんの満足のいく対応をしていたら、あまり怒らせずに話し合いの末、納得させることができるでしょう。
また、しんどい先に対して普段から文句を言わせないぐらい資金繰りの面倒を見てあげたりしていたら(関西ではこのような状態を『キンタマを握っている』ともいう)、変動か固定かなんかで文句を言ってくることもないでしょう。(もし、文句を言われたりしたもんなら返してもらえばいいのです、そんな先は)

しかし、普段からあまりお客さんのとこに顔を出さず成績が困った時だけお願いにくるといった担当者に対しては、お客さんっていうのは敏感で『自分勝手』な担当者だと口に出さなくても心の中で思っているものです。
そんな担当者に限って『このお客さんは楽勝や』みたいな勘違いしてしまい、上記のようなケースに陥ったときにお客さんから厳しい非難を受けることになってしまいます。

つまり、力関係を甘く見ていた時っていうのが一番怖くて、何かトラブルが起こった時に対応が難しくなってくるわけです。

私事になりますが、明日、保証協会付き融資の乗換を控えているのですが、このお客様に対して『ウチで融資実行する日に他行の分の返済もしないといけない』ということをキチンと説明していたつもりが、お客さんにうまく伝わっておらず昨日お叱りを受けました。(いつ返済しても良いものだと誤解されていた)

このお客様に対して、これまでの交渉の中で、私は一生懸命お客様のお役に立てるよう努力していたため、キンタマを握っているような強い力関係があったわけではないですが、社長様にその努力が伝わったのか『今後は気をつけるように』とお叱りを受けただけで事無きを得ました。

サクッとのつもりがちょっと長くなりましたね。でも最後にもう一言。
お客さんとの間に力関係が生じてしまうのは、どんな仕事においても、仕方のないことだと思います。その中でも、金融機関の人間に関しては、優越的な立場にあることが多いと思われます。しかし、それを態度に見せず、いつも謙虚に対応することが金融機関に勤める人間としてのマナーであり、良い関係を築く秘訣なのかなと思う三流信金マンなのでありました。
posted by ケセラセラ at 22:51| Comment(0) | 三流の戯言 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年01月27日

説明責任。

最近、個人情報保護用やら保証意志確認やらで融資の時にお客さんに書いてもらう書類が多過ぎる!と思っているのは私だけではないと思うのですが皆さんはいかがお思いでしょうか?

私なんて新規融資専門の仕事ですから、保証協会の保証付き融資+不動産担保融資といった2本立ての融資の場合だと、お客さんに書いてもらう書類はウンコ盛りで手続きだけで軽く1時間は越えてしまいます。

『書類を書いてもらうだけやから1時間もかからんやろ〜』とお思いも方もいらっしゃるかもしれませんが、書いてもらう書類には1つ1つ意味があるのですからそれを説明する責任が金融機関側にはあります。ですので、1つ1つ説明していくと1時間は軽くオーバーしちゃうわけです。

とは言っても、せっかちなお客さんもいてるわけなので、説明を聞かずに書類にサインしていくケースもありますが、それでも後から『聞いてへんぞ〜!』と文句を言われる可能性が無いとも言えません。(しかもそれは、ある時突然言われたりする)

ですので、私はいくつかの項目については、どんなにお客さんがせっかちでも必ずキッチリ説明するよう心掛けております。

@ 融資金額(特に保証人さんにはキッチリ説明)

A 金利(特に変動の場合)

B 取組予定日

C 返済に関すること(期間、金額、返済日)

D 保証付き融資のケースの保証料

E 不動産担保融資のケースの諸費用

主な項目はこんなもんです。他にも融資の形態によって説明が必要な項目もあると思いますが割愛いたします。

幸いにもウチの金庫は上記項目に関すること等をキチンと説明したかどうかを確認するチェックリストみたいなのがあるのですが、そのようなチェックリストがない金融機関にお勤めの人は自分で作ってでもお客さんにきっちり説明することをオススメいたします。

理由は、自分の身を守れるのは自分だけだからです。

まぁ、皆さんは、こんなことブログで言われなくてもよくわかってるでしょうけどね。
ただ、今週取組したお客さんに『ヨソの金融機関からはこんなにキッチリ説明を受けたことが無い』と言われたもんですから、今回はこのテーマを取り上げてみた次第です。

ちなみに、こんなことを書いていると私自身はきっちり説明を行う人格者のように思われそうですが、『個人情報の同意書』をちゃんと説明せんと書いてもらおうとして怒られたりした苦い経験もあります。

つまり、融資の手続きの時は、最低限の説明とお客さんの性格に応じてプラスアルファの説明が必要ってわけですね。まぁ、これも自分自身のためです。頑張りましょう!
posted by ケセラセラ at 22:49| Comment(0) | 三流の戯言 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年01月21日

中国古典から学ぶポジティブな生き方。

突然ですが、最近、中国古典にハマッております。

以前、このブログの本の紹介で『プロ論3』を採り上げましたが、その本の中で私はSBIホールディングスの北尾社長に興味を示し、その後、北尾社長の『中国古典からもらった不思議な力』という本を読んでみました。

その本の中では、北尾社長が中国古典から「人生いかに生きるべきか」の知恵や見識を得たことについて、自身の体験を交えて述べられておりました。
私は、この本を通じて北尾社長に感銘を受けると共に、中国古典に興味を示したため、現在『中国古典一日一言』を読んでいる次第であります。

それにしても社会人になってから学ぶ古典って結構新鮮ですね〜。
学生時代は試験のための勉強のため、深い意味は考えず、ただ暗記するだけでしたが、社会人になってから読むと仕事の立場に置き換えて読んでしまうため色々と参考になる部分があります。

例えば・・・

 天を楽しみ、命を知る、故に憂えず

という『易経』の言葉がありますが、これは、仕事とかで逆境に陥ったときとかにジタバタせずに天命と諦め、甘んじてこれを受けとめるということを意味します。

それとか・・・

 窮すれば則ち変ず、変ずれば則ち通ず

これも『易経』の言葉ですが、事態がどん詰まりの状態まで進むと、そこで必ず情勢の変化が起こり、新しい道が開けてくるという意味です。とは言っても、ただ指をくわえて待つのではなく、

 君子は器を身に蔵し、時を待ちて動く

とのことで、つまり、能力を磨き、それを蓄えながら満を持して待つことが必要であるということです。

これら3つの言葉だけでも、仕事に置き換えて考えると前向きになれそうですよね。人っていうのは良い事が無くてどん詰まりになった時とかは、ヤケを起こしたり取り乱したりしてしまいそうですが、そんな時は『天命』やと思って事態が良くなるまではジタバタせずに自分を磨いて待っとけということなのですから。

これらの本を通じて、人間っていうのは国が違っても時代が違っても正しい考え方というのは同じなのだなぁと思いました。

まさに

 殷鑑遠からず、夏后の世に在り

であって、歴史は先人の失敗の記録に満ち溢れており、同じ失敗を繰り返さないためにも、先人の失敗体験は学んでおかないといけないなぁと思う三流信金マンでありました。


【参考資料】
中国古典からもらった不思議な力』北尾 吉孝 著 
中国古典一日一言』守屋 洋 著

posted by ケセラセラ at 23:35| Comment(2) | 三流の戯言 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年01月16日

男の修行。

仕事が辛い時はこれを思い出せ。


 苦しいこともあるだろう

 言いたいこともあるだろう

 不満なこともあるだろう

 腹の立つこともあるだろう

 泣きたいこともあるだろう

 これらをじっとこらえてゆくのが男の修行である。

                     by 山本五十六



山本五十六についてはコチラ

この色紙が欲しい方はコチラ


posted by ケセラセラ at 22:25| Comment(0) | 三流の戯言 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年01月09日

本の紹介G

連休中に読んだ本のご紹介です。

プロ論。3 (B-ing編集部 編)
プロ論の続編です。本書では、第一線で活躍する人の「仕事選び」「壁の乗り越え方」「自分磨き」の方法を50人分収録しております。
ちなみに、この本は『B-ing』掲載の巻頭インタビューを加筆・訂正して単行本化されたものです。

<ケセラセラの感想>
私の好きなシリーズ本です。50人全員ってわけではないですが、仕事に対する考え方等がとても参考になったりモチベーションを高めてくれたりします。
多くの方に共通していると思える事は、失敗してもクヨクヨしない、若い時に一生懸命努力するというところ。そしてまっとうに生きていると周囲からの信頼も得られるようになるというところ。
各人いろいろな経験をされているだけに『なるほど〜』と思わされる言葉が満載です。私の中で何となく気に入ったのは『人間万事塞翁が馬』。そしてこの言葉を書いていたSBIホールディングスの北尾さんの話は非常に印象に残りました。
読んだことが無い人は、是非一度このシリーズを読んでもらいたいですね。
posted by ケセラセラ at 00:06| Comment(0) | 本の紹介 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年01月06日

今年の抱負。

三連休なのに雨のため外出もせず、昨年の今頃の我がブログを見て懐かしんでいる三流信金マンです。

昨年は年明け早々にブログを更新し、『今年の抱負』なるものを述べておりました。ですので、今さらではございますが、今年の抱負を申し上げとこうと思います。

まず、今年の仕事の豊富は・・・

大口案件を確実に成約させる

です。こないだ成約できなかったから、最近この思いが特に強くなっております。
大口案件を取りこぼさずに成約させるのは信金マンにとって重要な責務だと私は思います。金庫から給料を貰っているんですから将来の収益の根幹となる大口案件を成約させることは非常に大切です。
しかし大口案件を成約させるのは本当に難しい。特に乗換とかは。お客さんから話を聞いて支店に話を通して審査を通してお客さんをオトして最後に相手銀行をギャフンと言わすというのは時間と労力はもちろん、高い交渉能力や稟議を通す能力、そして何よりもモチベーションの維持が必要となります。
でも、そんな大口案件を成約させる力を持っていないと、将来部下が同じような境遇で悩んでいる時とかに頼りにならない上司になってしまいます。
そんなカッコ悪いオッサンにはなりたくないので、今のうちに大口案件を成約できる術を身に付けたいと思うわけであります。
まぁ、そんな術が身に付いちゃったりしたら三流信金マンじゃなくなるのですけどね(w

そしてブログの方は・・・

無理をしない!

です。去年はアクセス数を増やすことを目標にしたこともあって、定期的に更新することに責務みたいなのを感じてしまい、少ししんどい時期がありました。だから内容にも気持ちが入ってない時があったかと思います。
でも、今年はアクセス数を気にせず、ブログランキングを気にせず、他人の目も気にせずに気ままに更新して行こうかなって思っております。無理して更新していっても楽しくないですからね。

そんなわけで、こんな気まぐれな三流信金マンですが今年もよろしくお願いしまーす!

posted by ケセラセラ at 16:29| Comment(0) | 業務日誌 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年01月05日

仕事始めやのに・・・。

あけましておめでとうございます。
本年もどうぞよろしくお願いいたします。

昨日はお休みをいただいてたので、本日が私の仕事始めとなりました。

で、今日はとりあえず会議や資料整理だけで終わるつもりだったのですが・・・、いきなり年初からお客さんに重たい相談を持ちかけられました。(仕事始めやねんからゆっくりさせろよ〜!)

割引の話なので案件自体は難しい話ではないのですが、簡単に割れる話でも無いので対応に困っております。

お客さんは来週早々にも資金化して支払に充てたいようなのですが、手形が並手でお客さんの買戻し能力も弱いという状況。

結局、休み明けにお客さんともう1度話をすることになったのですが、私の中で上記以外の点に関しても少し引っ掛かる部分があるため対応は慎重に行うつもりです。

年明け早々の相談がこんな話なので、今年は重たい相談が多くなる年なのかなぁと嫌な予感がした三流信金マンでありました。

posted by ケセラセラ at 23:10| Comment(0) | 業務日誌 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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